どうも、えねむです。今回は超人X第7話の考察をしていきます。
youtubeにも動画を投稿していますので是非ご覧ください。
第7話のタイトルは「broiler」
意味は焼肉器、または丸焼きに適する食肉用の若鶏を意味します。今回の第七話で白蛇の超人ナリを中からこんがり焼こうとした際に自分ごと焼こうとするシーンから取られていると思われます。
アヅマになりたかったトキオ
前回第六話のラストで自身も完全獣化することを選択したトキオ。
「アヅマ 俺…お前みたいになれるかなぁ…」
「お前みたいに……なりたいんだ」
第七話冒頭での回想シーンでトキオはアヅマのようになりたいと願います。
ここで思い出して欲しいのが超人X第3話でアヅマが言っていた
「超人の姿は「その人がなりたい姿」になるんじゃないかな」という言葉。
第三話の考察で、本当はハゲタカになりたかったのはアヅマでトキオはアヅマになりたかったんじゃないかと考察していましたが、今回の第七話の回想シーンにてトキオが呟いた
「お前みたいになりたいんだ」という言葉によりほぼ確定となったと思われます。
また第七話の回想シーンで描かれているアヅマには共通点があります。
それは高いところを意識しているということ。
非常階段の上、ジャングルジムの上、階段の上、校舎の上階の窓、空を見上げるアヅマ…
全てトキオの視点からは高い位置に描かれており、トキオがアヅマにいかに憧れているか、アヅマが「世界一高く飛べる鳥」であるハゲタカを意識しているかが読み取れます。
アヅマとトキオの超人化についての考察は第三話の考察動画で詳しく説明していますので是非是非ご覧ください。
トキオの不十分な完全獣化
完全獣化したトキオが力を使いこなせなかった理由ですけど、星サンダークが「出力のバランスを見誤った」と言っていましたね。
僕的にはハゲタカになりたいと心から思っていないトキオが力を使ったところで真価は発揮できないのではないか、アヅマのようになりたいと思いながら完全獣化しても不十分な完全獣化になるのではないかと考えています。
現にナリが完全獣化した時、完全獣化は「あたまがバカになる」と言っていましたよね。
完全獣化後の体の軽さにテンションは上がっていたものの、逃げる判断をしたりエリーと協力して戦う方法を考案したりと冷静な思考を持ち合わせていました。
以上の理由から本来のなりたい姿ではない超人の力、アヅマになりたいという邪念がある限りハゲタカの能力の進化を発揮することが出来ないんじゃないかなと思っています。
これから星サンダークの元で修行が始まると思いますが、トキオがどう力を使いこなせるようになるか楽しみですね。
また、幸運の象徴であるツバメの描写があったりとトキオにとっての辛い日々に終止符が打たれそうです。
三本の矢の教え
またヤマトモリに掲げられている二枚の旗のうちに一つに三本の矢が描かれています。
トキオがナリとの戦闘時にエリーに話していた「三本の矢の教え」ですね。
戦国武将の毛利元成(もうりもとなり)が三人の子供に教えた「一本の矢は容易に折れるが、三本まとめてでは折れにくい」という教えです。
トキオはアヅマから教えてもらったようですが、ヤマトモリがこの旗を掲げているという事はアヅマと何らかの関係があるのかもしれません。
もしかしたらアヅマはヤマトモリに入りたかったのかもしれないですね。
バステトール
そしてトキオが解毒のために飲まされたバステトールという薬。バステトはエジプト神話に登場する猫の女神です。
「蛇の首を刎ねる者」と信仰とされている為、今回白蛇の超人ナリから受けた毒を解毒するための薬の名前として使用されていたと思われます。
禁断の果実
また第七話のラストで禁断の果実であるリンゴをトキオが食べていました。
創世記の失楽園では蛇に唆されたアダムとイヴが禁断の果実「善悪の知識の実」であるリンゴを食べてしまい無垢を失い羞恥心を得た二人はエデンを追放されてしまいます。
今回星サンダークに勧められて禁断の果実を食べたトキオは完全に超人への道を歩み始めたと思われます。
さて今回は超人X第七話「broiler」の考察でした。とりあえず序章が終わった感じでしょうか。次回第八話の更新まで少し期間が空くようですし今のうちに振り返っておくのもいいと思います。
ではまた第八話の考察動画でお会いしましょう。お疲れ様でした。