令和2年1月31日に公開された映画【AI崩壊】早速観てきましたので感想を語っていきたいと思います!※ネタバレありです。
総評としては面白かったと思います。点数を付けるなら3.8/5点
僕自身人工知能に関しては少しかじっている程度で所々ツッコみたいシーンはありましたが、専門用語を連発して初心者が混乱することもなく現代のパニックエンターテイメント映画として楽しめるのではないでしょうか。
AIは勝手に暴走したのではなく、人間によって暴走させられた
SNSなどで今作を観終わった人の感想を拝見していたのですが、やはりというか何というか…
AIって怖い。
という感想を多く目にしました。AIの暴走を描いた作品は多くありますが、あくまでエンターテイメントとして過剰に描かれている事に気づいて欲しいのです。
映画の中盤で「AIのぞみ」が暴走し、人の選別を始めた事を主人公は「そんなプログラムはしていない。」と発言しています。
そうです。プログラムされた事以外は行わないんです。
犯人がAIが暴走(人の選別)するようなプログラムを読み込ませたために発生した事件であり、人為的なものです。決して人工知能が全て独断で行ったものではないんです。人間が起こした事件何ですね。
ペースメーカーなど人の命を管理する機器を「AIのぞみ」に管理させていたのは危険だと思いました。今回のような人為的要因によるトラブルや物理的なエラーが理由でAIが機能しなくなった時、取り返しがつかない事になりそうです。
まぁAIというよりIoTテロに近いですかね。AIで多くを管理させ過ぎたためにあそこまで膨らんだ被害。やはりAIはある程度限定的であるべきと感じました。
AIは人間を幸せにできるのか
映画のラストにこのような問いがありました。この問いに対して
「親が子を幸せにできるかと同じ」的な言い回しをするのですが、ここが腑に落ちませんでした。
この言い方ですと親がAIであり子が人間になってしまいそうですが、実際は親が人間で子がAIです。
AIが人間を幸せに出来るかは、AIを使う人間次第という意味であれば納得できます。
だぶんそういう意味ですよね。哲学チックで深く考えすぎてしまいました。
まとめ
この映画を観て 「AIって怖い。」と未来を悲観するのではなく、「AIって凄い。」と未来に希望を抱いて欲しいです。
AIを活かすも殺すも人間次第。人間を滅ぼすとすれば、それはAIではなくAIを使う人間なのでしょう。
この記事をご覧になった方々も、よかったらこの映画観てみてください。