超人X考察

【超人X・考察】アヅマの正体はただのエゴイストか?【第21話】

 

超人X21話「A Cloaker」の考察をしていきます。

19話で”切り絵の超人”ウメザワリリカに殺害されたかに見えた東アヅマですが、今回超人化?して復活しました。20話のタイトル「ムーンビースト」はやはりアヅマの事を指していたんですね。

 

ムーンビーストとは

クトゥルフ神話における神話生物であり、月棲獣や月の怪物とも呼ばれます。
性格は残虐なサディストで拷問愛好家であり快楽主義者。

見た目はヒキガエルのようで、白く脂ぎった肌にピンクの触手、皮膚は伸縮自在に形を変えます。

 

 

アヅマはなぜ超人になれたのか?

そもそもアヅマが本当に超人化したのか疑わしいです。素質はあったのでしょうか。

厳格な父親の元で育てられ、あらゆる分野で常に好成績を残してきたアヅマにこれ以上「なりたい姿」はあったのでしょうか?

21話冒頭で”超人は自分にふさわしい姿と力を預かる“とあります。
アヅマが預かったのは快楽主義者のムーンビースト。そして戦闘機、ナイフ、鎧、銃の描写…
アヅマが元々持ち合わせていた残虐性、サディズムがアヅマにふさわしいムーンビーストへと変えたのではないでしょうか。※ちなみにアヅマの日課は悪い人間の退治とコミックス第一巻の解説にあります。
今思えば第1話からアヅマは暴力的な描写が多かったように思います。

21話のラスト「ただし、彼には大きく欠けたものがあった」
戦闘の才能はあった、超人になる”素質”は…どうでしょう。大きく欠けたものとはなりたい姿でしょうか?
少なくともなりたくない姿はあったと思います。

人前で強く正しくあろうとするアヅマは、正しくない選択をする自分になりたくない
19話では数々のトロフィーや賞状を執着心剥き出しの目で睨む描写が描かれていました。強さへの執着です。
ウメザワリリカに立ち向かった際にも、アヅマは最初からトキオを助けたい訳ではなく、”正しい選択をする自分で在りたかっただけ“なのではないでしょうか?

出典:となりのヤングジャンプ「超人X」より

トキオは友達であるアヅマを助けたい、アヅマは正しい選択をする自分で在るためにトキオを助けたい。
アヅマは友達を思いやっているようで自分の事しか考えていないのでは?

 

ウメザワリリカの元へ向かう途中、急にハイエナと喋れるようになり超人化への兆しが見えます。
ウメザワリリカに立ち向かうのは”正しい選択”ではありませんでした。加えてトキオへの劣等感。この時完全に今まで維持していた”強く正しい”アヅマの姿ではなくなりました。
強く正しい姿が維持できなくなりようやく”なりたい姿“へと認識が変わったのではないでしょうか?

 

 

以上、21話「A Cloaker」の考察でした。